【DIY】ニスの水性・油性の違い、おまけに仕上げのコツ

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家具などを作るときに仕上げとしてニスを塗る機会があると思います。

ニスを塗る際に迷うのが「水性・油性どちらを使うべきか」

 

ぶっちゃけますとどちらでも良いのですが、水性と油性では仕上がり具合がちょっと違うので説明します。

特徴の違いを把握して、家具によって用途を分けましょう。

目次

ニスの水性・油性の特徴

ちなみに家具に使用するニスは「ウレタンニス」と記載されているものを使用しましょう。

メーカーはなんでも良いです。ぶっちゃけ変わりません。

水性ニス

  • 匂いが少ない
  • 水で筆と容器を洗える
  • 粘度が高いので気泡ができやすい。そのかわり厚塗り(ニスの膜を厚く)しやすい
  • 粘度が高いので垂れにくい。しかし塗り端に水たまりができやすい
  • 乾きがちょっと遅い
  • 乾いた後、ちょっと水と紫外線に弱い
  • きちんと仕上げないと残念な感じになる

油性ニス

  • 臭い
  • 専用の溶剤で筆と容器を洗う必要がある
  • 粘度が低くサラサラなので気泡ができにくい。簡単に塗りやすいが厚塗り(分厚く)しにくい
  • 粘度が低いので垂れやすい
  • 乾きが早い
  • 乾いた後、水と紫外線に強い
  • 仕上げが簡単で楽にツルピカに仕上げられる

水性・油性を使い分けるなら

上記の特徴を踏まえると、

①水がつく可能性がある家具や、外で使う家具は油性
②テーブルなど物書きをする可能性があるものは水性。ニスを何度も塗り厚盛りしてフラットで硬いテーブルになります
③室内の基本的な家具は水性で良い

そんな感じで良いと思います。

 

匂いを気にしないで良い環境があるなら油性で素早く仕上げることもできます。水性・油性の乾燥時間は数時間単位で結構時差があります。

油性は結構きつい匂いがしますので、お子さんがいる家庭は基本は水性がよろしいでしょう。

おまけ:ニスを楽に塗る方法

スポンジを使います。

ホームセンターに行くと割と大きめのスポンジが売ってあると思うのですが、それを石鹸サイズに切り取り、スポンジにニスを染み込ませて塗ります。

スポンジなら絞ることでニスの量を調整できますし、何より使い終わったらゴミ箱にそのまま捨てられるメリットがあります。

 

ただ、若干気泡ができやすくなるのでそこは注意です。

気泡が出にくくするには、なるべく塗る前のニスに気泡がないのを確認し、乾いていない状態の箇所は塗らないようにすることです。乾いていない状態の箇所を塗ると十中八九、気泡もしくはガザガザの状態になります。

もしスポンジで気泡が出まくる場合は、残念ながら筆で塗るのをオススメします。スポンジで気泡が出ないように塗るのは器用さがどうしても影響します。

おまけ②:ニスを綺麗に仕上げる方法

ニスを綺麗にするのは簡単です。ただ、根気が入ります。こだわると1日では終わらないでしょう。

  1. ニスを塗る前に板を極力ヤスリがけで綺麗にしておく(この段階で仕上がり具合が変わります)。紙やすり100番代で一回、仕上げに400番で大体綺麗になります。最後に濡れた布で板を拭いて荒目を毛立たせて再び400番で磨くとなお良いです
  2. ニスを一気に二度塗りしないで塗る
  3. 乾いたら水研ぎ用の600番くらいのヤスリで水研ぎする。板をビシャビシャに濡らして研いでください。じゃないと白くなります
  4. ニスを再び塗る
  5. 再び水研ぎ
  6. 納得するまでニスの水研ぎを繰り返す

塗ったら水研ぎ…を繰り返します。繰り返すほどにニスが分厚く、そして気の木目の凸凹が消えてフラットになっていきます。油性ニスだと膜が薄いのでかなりの回数が必要ですが、水性なら3回ほど塗ればなかなか綺麗になります。

ちなみに水疱跡も水研ぎで消せます。ただし、綺麗に水疱跡を磨いてから次のニスを塗らないとずっと水疱跡が残ります。

 

水研ぎは板に霧吹きで水をかけながらびしょびしょの状態でやるとうまくいきます。ヤスリの目の細かさはせいぜい600番で十分です。1000番まで行くとフラットにするというより輝かせる用途になります。

ヤスリがけの道具は電動があるとめちゃくちゃ捗ります。3000円くらいであるので一考してみてください。

ただし仕上げの水研ぎは手で滑らせるように削りましょう。電動でやると削りすぎたり表面が白くなります。

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