毎月手足口病の患者数が増えているのは耳にしていましたが私もとうとう手足口病にかかってしまいました。しかも子供から感染ではなく、私だけが手足口病にかかるという…。感染した場所はおそらく付き添いで行った小児科だと思うのですがよくわかりません。小児科だと息子もかかりそうなものだし…。息子を同伴せずに行った場所はコンビニくらいでした。仕事(力仕事系)と育児で体力が落ちていたので自分だけ感染したのかもしれません。
これまで手足口病にかかったことはありませんが結構エグいウイルス感染だなと思いました。詳しい症状は下記に記載しますが断固として息子に感染させるわけにはいかないと思うほど辛いです。
この記事を書いている時点では15日ほど経過しています。湿疹のできた箇所の皮膚がベロベロに剥け、新しい薄い皮膚がむき出しになっているのでチャックの開け閉めなど痛くてやりづらいです。
手足口病の初期と後期の症状
初日
まず初日の昼に足の裏に違和感がありました。見た目的にはわからないのですが歩く際にチクっとする箇所があったのです。この時は小さなトゲが刺さったのかなと思いまじまじと見つめましたがトゲらしきものは見つけられませんでした。皮膚の見た目的にも問題がないのでタコか魚の目が出来始めたのかな?いやだなぁ〜っと軽い気持ちでした。
夕方辺りになるとやけに貧血に…ちょっと動いただけで息切れするようになりました。体調が悪い感じはせず、疲労が激しい感じでした。熱もまだ出ていません。
仕事が終わり帰宅途中に意識が朦朧としてきます。帰宅して体温計で測ってみると38度4分まで体温が上昇していました。この頃には風邪でダウンしたときと同じような辛さになっています。
身体は非常にだるく寝込む事になりますが、この時はまだ手足口病特有の湿疹は出ていません。
ちなみに初日から手足口病かもしれないという注意を払って、息子とは接触せず除菌関係を念入りにやっています。
2日目
38度から熱が下がらず仕事を休み寝込みます。7月の梅雨の時期も影響したのか、タオルで拭くと絞れるくらいにとにかく大量の汗が吹き出ていました。日中は熱が下がらず完全に寝たきりです。喉も非常に痛くなってきました。
2日目の夜、手のひらに薄ーい赤い点が見られるようになってきました。湿疹というほどはっきりとしたものではありません。
身体の違和感を感じてから30時間以上経ってやっと「手足口病になったかも…」と現実的に不安になってきます。ここで内科に診断しにいくことを決意します。
3日目
朝起きると手と足にはっきりとした湿疹が見られるようになりました。湿疹の箇所がほんのり痛痒くなっています。意味があるかわかりませんが感染予防と痛み軽減の意味も込めて園芸用の薄い手袋を装着し、近所の内科へ向かいます。
内科で言われたのは「湿疹が水泡になって破裂していないので、まだ手足口病とは断定できない」という微妙な診断でした。どのみち手足口病だとしても治療方法がないので時間をかけて治すしかないとのこと。
薬を処方されましたが喉薬と水泡が破裂した場合に塗る軟膏だけで帰宅します。
そしてこの3日目の夜が地獄でした。手と足が発熱し、まるでしもやけがずっと続いているかのような痛みになります。湿疹ははっきりとした点になり、まるで蓮コラのようです。物に触れただけでも痛いですし、力をかけると激痛が走ります。足の裏も同様に痛いので上手く歩けなくなります。
水袋などでクーリングしながらでもあまりの痛さにこの日は一睡もできませんでした。
4日目
この日も朝から全然痛みが引きません。多少痛みに慣れてきたこともあり多少の事は出来るようになります。しかし感染が怖いので息子を触らないようにしていました。近くにいるのに「抱っこは?」という感じで見てきた時はうるっとしてしまいました。
掃除機など簡単なことだけ行い、この日も安静に過ごしました。
5日目〜10日ほど
5日目にもなるとだいぶ痛みが減ってきます。仕事にも復帰しました。ただ力仕事関係なのでかなり痛かったですね…。病み上がりのせいか息が上がるのも早かったです。
この日からは手足口病にかかる前と同様の生活に戻し始めます。お風呂や離乳食など口に唾液が飛んでしまいそうな近い接触は避けていますが、抱っこなどは普通にするようになりました。
10日〜
10日も過ぎると湿疹が出ていた部分が新しい皮膚を作り始めたのか、手と足の皮がべろんべろんに剥け始めました。この記事を書いている今はだいぶ剥け切ってきましたが人様に見せたくないほど汚らしい感じになっています。
この頃には息子をお風呂に入れるようになっていますが、剥けかけている皮が非常にバリバリするので保湿と手袋(保湿した手を保護できるやつ)が欠かせません。お風呂で体を洗ってあげる時はお湯である程度ふやけるので問題ありませんが、始めの頃はゴム手袋(食品を扱えるやつ)で洗ってあげていました。
皮が剥けたところの新しい皮膚は薄いので、固いものや尖った物を触るとそこそこ痛いですが日常生活はそれほど不自由しません。
手足口病にかかって行った感染予防
まず手足口病はウイルス性の感染症なので普通の除菌ウェッティでは防げません。うちで使ったのはノロパンチという商品名のスプレーで、自分が活動する範囲にふりかけていました。
僕が行った感染予防方法を下記にリスト形式で記載しておきます。
ある程度徹底して予防していたおかげか、息子に手足口病が感染る事はありませんでした。まあ、運もあると思います…。
- 自分が行動するルートと椅子、寝具などにノロパンチを吹きかける
- 大、小問わずトイレから出たら洗剤で手を念入りに洗う。もちろんトイレにもノロパンチを吹きかける
- タオルとバスタオルは自分専用のものを使用する
- 息子と奥さんを触らない
- 手袋を常時着ける。水ものを触る場合はゴム手袋を手袋の上に着ける。手袋は半日〜1日で新しいものに変える
- 靴下を常に着ける。定期的に新しいものに変える
- マスクを装着し、定期的に新しいものに変える
手足口病の感染は口から出るツバや、おしっこや便、発症している手足の接触で感染するようです。一番効果のある予防は人に近づかない事だと思います。
できれば寝室を変えて数日は別に生活をした方が良いと思います。
手足口病は感染したウイルスによって症状箇所が変わる
私の場合は湿疹の発生する場所が手と足だけだったのでかなり軽度で済んだと思います。ウイルスによっては口内炎が大量にできたり、背中など手足口以外に広がる場合もあるようです。
口内炎ができた場合は激痛で飲み物を飲むことすら困難だそうで、小さな赤ちゃんの場合は水分補給すら困難になります。
お住いのエリアで手足口病が広がっているアナウンスを目にしたらお子さんの手洗いうがいを徹底して予防した方が良いでしょう。
病院や施設のオムツ変えマットなどを使用する場合、マットとお子さんの手をノロパンチ的なシートで拭いてあげると予防になると思います。
感染前にノロパンチを買っておこう
ノロパンチは普通の除菌シートよりウイルスに効果が出やすい除菌液です。成分にエタノールが入っているので『アルコール消毒液』になります。ただし食品添加物なので口に入っても大丈夫なので食器など普段口にする物へ吹きかけることが可能です。
※エタノール、いわゆるアルコールですが石油系と醸造系に分かれます。醸造系はビールや日本酒などに含まれているアルコール分です。ノロパンチは食品添加物由来なので醸造系ということになります。
ノロパンチはスプレータイプとシートタイプ(ノロアウト)があるので、家ではスプレーを使用し、外出先ではシートを使用するなど使い分けができます。
デメリットとしては『そこそこお値段が高い』です。
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