痔って辛いですよね…。いっそオムツを履きたくなるときでさえあります。女性用ナプキンも本気で考えました。
初めて痔を確認したのは高校3年生の時です。それから15年ほどの付き合いだったのですが、最近やっと改善しました。病院へは一度も行っておりません。本当は診察してもらったほうが良いのですがなかなか…。
まず先にお伝えしておくのは「病院で診察してもらう」事が良いということ。診察に行くのは肛門科です。
なぜ診察したほうが良いかと言うと『痔以外の致命的な病気の場合がある』からです。病院に行っていない僕が言うのもなんですが、まずは肛門科で診察してもらいましょう。
このページでは実際に長年痔と付き合った上で改善してきた事を書き記しています。
※完治ではなく改善です。痔と上手く付き合う方法になります。まあ、病院にいっても完治するわけではないようですが…
僕の痔の症状の紹介
初めて痔を確認できたのは高校3年生です。適度な運動もしていたのですが痔になりました。腸が昔から弱いので体質で痔が発症したのだと考えています。
年月の流れで痔の症状の酷さが変わりますがひどい時は下記のような症状です。
- 肛門の外にパチンコ玉サイズのシコリが縮んだり腫れたりする
- 腫れている時はパンツが擦れたりすると痛い
- 腫れている時に透明な無臭の粘膜がじわじわ出る
- もっともひどい時は、大便時にシコリから大量の血が吹き出す(水鉄砲のように)
- 血が出る時は何となく肛門あたりの違和感でわかる
- 血が出た後は貧血気味になる
- 残糞感が残る
初めて便器に大量の血が出た時は心拍が上がってガンを心配しましたが肛門にシコリができていたので痔なのだろうと思います。思います…というのはお医者さんから診断されたわけではないからです。
痔とは?痔ろうは即座に病院へ
- 内痔核
- 外痔核
- 痔ろう
この3種類に分かれます。内痔核と外痔核はその名が示すとおり、肛門内と外にできる痔で、これが一般的な痔になります。切れ痔はウンチの質などで避けた状態なので痔というよりは切り傷ですね。
痔ろうと呼ばれるものは肛門出口手前にゴミが溜まり炎症を起こし、肛門外に穴が空いてしまうことです。これはかなり危険なものなので必ず病院に行かなければなりません。正直内痔核と痔ろうを素人が判断することはできないので「肛門に異常は見えないのに痛くて発熱している」のであれば肛門科に行きましょう。
痔の種類はこちらを参考にしました。
痔を改善する方法
痔は生活習慣と体質に直結しています。生活習慣には職業の立ち振舞も含まれており、長距離トラックの運ちゃんが座る時間を減らすのはなかなか難しいです。なので今の生活に制限はかけず+の要素を入れるのが基本です。
運動不足は気にしない。痔が腫れている時は運動しない
運動不足が痔の原因と言われたりしますが僕は否定派です。むしろ運動することで痔が悪化します。今の生活に運動時間を入れる必要はないです。実際にマラソンや散歩を導入してみたのですが改善は見られませんでした。痔が腫れている時に歩いたりするとむしろ悪化して大変きつい思いをします。暑い中で汗をダラダラかく状態でも悪化しました。痔が腫れている時は運動しないようにしてください。
立ち・座りが悪いので「寝っ転がる」のが一番
寝っ転がる時間を増やしてください。暇な時はだらけましょう。実際に痔が腫れて痛い時にソファーや布団で30分ほど寝っ転がれば縮小していくのが確認できます。
寝っ転がるのは究極的に一番オススメする方法です。痔が当たって痛い時は膝下にクッションなどを入れて寝っ転がればお尻(腰)への負担がかなり軽減されます。
大便は1回で瞬時に終わらせる
痔の原因は「うんちの質」と「便器に座る時間」が最大の原因です。大便時にどれだけお尻への負担を減らすかで痔の辛さが変わってきます。力みすぎると…と言いますが力んでなくても便器に座っているだけで肛門に血が溜まっていきます。試しに排泄せずに長時間座って見てください。肛門がだんだん出っ張ってくると思います。
『大便は1日1回、5分以内に出る』を厳守してください。残糞感があっても強烈な便意がない限り次の日に持ち越しです。無理にでも1週間は守るようにしてください。残糞感に関しては食生活で改善するようにしましょう。
毎日お風呂に入る、大便後に必ず洗う
実際な話、お尻を温めるのは非常に有効です。できれば毎日お風呂に浸かりたいところですが、少し熱めのシャワーで腰やお尻を長時間温めるのでも良いと思います。絶対に守ることは毎日お風呂、またはシャワーで肛門を洗って清潔にすることです。ウォシュレットがない場合は大便後に軽くシャワーを浴びることも徹底しましょう。
大便とお風呂の時間を合わせると清潔に保ちやすいでしょう。
漢方の乙字湯を飲む
痔は内部から治すのが良いらしいです。血管が詰まってうっ血するから痔になるらしいのですが、乙字湯を飲めばその血管を丈夫にしてくれるみたいですね。ただ長期的に飲まないといけないものらしい。
とりあえずお試しで飲んだのですが1週間ほどでトイレが楽になりました!流石に痔がなくなることはありませんでしたが、お尻休憩がほとんどしなくて良くなったのは凄い。
僕が飲んだのはピーチラックという乙字湯です。初回限定で半額で買えました。
乳酸菌と食物繊維を摂る
今の食生活に+でサプリメントなどを活用して飲むように習慣づけましょう。「イージーファイバー乳酸菌プラス 食物繊維」というものを僕は愛用しています。これは少し甘みがありますが、ほぼ無味で何にでも溶けてくれるので普段の飲み物に入れて飲んでいます。それに+で食物繊維の錠剤を飲んでいます。
ドーナツタイプのクッションを使う
痔の方の定番のクッションですね。「あ、痔なのかな?」と思われる厄介なものです。しかし最近は腰痛用と併用しているものがあります。痔の方は腰痛持ちであることも多いと思うので腰痛用を購入しましょう。
僕は下記の車用にも使えるクッションを利用しています。価格も非常にリーズナブルなので仕事用・家用に購入できると思います。これで「腰がさぁ…」と言い訳できます。
ただこういったタイプのクッションは「痔になりにくくなる」ものではないと思っています。『痔がひどい時に座れる』クッションです。先述しているように痔を改善したいなら寝っ転がりましょう。
使い心地に関してですが、「とても良い」です。腰が凄く楽になります。ただ若干座高が高くなるので椅子か机を調整する必要がありますね。
[軟膏]ボラギノール
CMでお馴染みのボラギノール。実際に使ってみて感動しましたが、するすると腫れた痔が縮んでいきます。注意するのはAとMの種類の違いを知っておくこと。
ボラギノールA:ステロイド入
ボラギノールM:ステロイド非配合
ステロイドは皮膚病などにも使用される強力な薬剤です。注意すべきは「ステロイドを使用しても大丈夫な常態なのか」ということ。例えば別の疾患でステロイドを使用しているのであれば避けるべきですし、ステロイド事態に弱い体質であれば使用を控えるべきです。わからない場合は病院に行くべきなのです…。
ステロイドに不安がある、または体質的に危険ならばMの方を選びましょう。めちゃくちゃ高価なものではないのでAを少しだけ試し塗りしてみても良いと思います。
僕は腫れてひどい時はAを使用し、落ち着いている時はMを使用しています。
量の目安としては20gなら毎日使って1ヶ月くらい使えます。
ボラギノールの使い方としては
①トイレットペーパーを2つ折り分くらい取る
②そのトイレットペーパーにパチンコ玉くらいの大きさを出す
③上手く肛門の腫れた部分に優しく練り込む
④塗った後に、新しいトイレットペーパーで1度だけ軽く当てて拭き取る
初めはちょっとピリっとします。
最後に
まとめますと
- 過度な運動はしない
- 寝っ転がる時間を増やす
- 大便は一日一回、肛門を清潔に保つ
- 乳酸菌と食物繊維を率先して摂る
- クッションで負担をカバー
- 乙字湯を飲む
- 最終ウェポンにボラギノール
普通の外痔核、いわゆるいぼ痔であれば上記の方法で改善していくと思います。治すという考えよりは「痔を腫れさせない」ように努めることが大事です。生活を改善しなければ病院に行って色々処置をされてもぶり返すでしょう。
ボラギノールを使用すればすぐに楽になることができますが、痔が出るたびに塗っていたらいつまでも改善しません。特にトイレは一日一回を厳守して上手く痔を操作していきましょう。
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