ガジェット通信に”被災者が今だから語れる「いらなかった支援物資」 穴の空いた鍋を送られても迷惑です”という記事があった。被災者の方がツイッターのハッシュタグを利用して「被災地いらなかった物リスト」をつぶやきあっているという。
元記事はこちら 被災者が今だから語れる「いらなかった支援物資」 穴の空いた鍋を送られても迷惑です
ツイッターのつぶやき一覧はこちら https://twitter.com/search?q=%23%E8%A2%AB%E7%81%BD%E5%9C%B0%E3%81%84%E3%82%89%E3%81%AA%E3%81%8B%E3%81%A3%E3%81%9F%E7%89%A9%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88
実際、被災者側にならないとわからないものだなぁと。
「穴の空いた鍋」や「ブラウン管テレビ」のような明らかにいらないものは分かります。「手回し式充電器」これ使えそうな気もしますが、相当時間がかかり使えないようですね。ラジオのような低電力なものへは使えるようですが携帯の充電は無理のよう。
そもそも電力復旧自体は終わってから送られても困るでしょうね。
サバイバルグッズや旅行グッズが喜ばれるのかな?紙パンツとか。
ちょっと調べただけでは「お勧めの支援物資」は検索できませんでした。「支援物資の送り方」はたくさん出るんですが・・・
配送の窓口が精査できればいいんでしょうけどね。それも難しいでしょう。
募金が一番無難で喜ばれる結果になるのでしょうか。
支援物資として送られて困った物
千羽鶴
応援メッセージや寄せ書き類
売り物にならないレベルの古着
洗濯していない毛布・布団 使用済み下着
成分表が読めない海外食品(アレルギー成分がわからないため)
保存食以外の食料(缶詰・瓶詰・カップ麺も賞味期限が切れたものは不安)
極端に辛い食品
冷凍食品(冷蔵庫が使えないため)
中古の電気用品(ブラウン管テレビなど)
手回し式充電器
自己啓発本
穴の空いた鍋
勝負下着
サインボールセット
地域再生案の模型
ススの多い自作ろうそく
見合い写真
『けいおん!』グッズ詰め合わせ
災害からいのちと暮らしを守るために~災害救援NPOの現場から
こちらのサイトで現場の経験を語られています。
ただでさえ流通が麻痺している、そこへ大量の支援物資。これを捌くために人員を割かなければならない。
そうすると本来の行政の支援業務で必要とされている人員が足りなくなり全て後手後手になってしまう・・・という感じでしょうか。
■災害時の救援物資について ※一部抜粋 「救援物資は被災地を襲う第2の災害」という言葉を聞いたことはありますか。災害時には物資は必要ですが、必要な人に必要なものを届けるということは、とても難しいことです。特に、報道を見た人が、自分たちも何かをしたいという思いで、救援物資を送ってくるのですが、届き過ぎてしまいます。阪神大震災のときには一説には、ゆうパック百万個が届いたとも言われています。私たちも現場に行って一箱一箱整理しましたが、「一体これは、いつになったら被災者の方の元に届けられるんだろうか」というぐらいの勢いで物が届くのです。「応援しています」というような手紙も入っていて、被災者の方にお渡しすると泣いて喜ばれます。そういう真心は必要です。
しかし多くの場合、古着が送られてきたりします。衣服は、男女もあるし、サイズもあるし、季節もあるし、非常時にこう言ってはなんですが好みもあるので、非常に難しいです。必要な時に必要な物が届かないということが一番致命傷です。服が届いたころには近くのお店屋さんがやっていたりしますので、そういう時に物が届きすぎてしまうと、逆に被災したお店が物を売ることができなくなってしまうので難しいです。また心無い人たちの中には、壊れたおもちゃ、何に効くか分からない病院からもらって残った薬などが入っていたりします。お中元、お歳暮を贈るときは新品が当たり前ですが、救援物資になると新品はほとんどありません。このような物資の受け入れをしている行政側の担当者は、地域防災計画上、福祉課が多いのです。福祉課にはもっと別にやることがあるのですが、実際にはトラックで夜通し届く物資の対応に追われてしまっていたり、ある市では救援物資を2300万円かけて焼却処分したりもしています。
http://www.itscom.net/safety/interview/159.html
と、語られているように結局募金がいいのではないでしょうか。
プロに任せましょう。
力になりたい場合は公共機関がボランティアを募集しています。お住まいの市役所へ行ってみましょう。
コメント