息子が生まれる前後だったでしょう、4年ほど前にMacBook Pro(2019の13インチ。Touch Barがついているやつ)を購入したのですが初期の頃から結構発熱すごいなぁとは思っていました。最近それがさらに酷くなり、スリープモードでも発熱が止まらないためカバンの中でカイロのようにアチアチになる現象が発生するようになってしまいました。(火傷するレベル)
SMCリセットやOS再インストール、タスクキルと色々試してみましたが改善しません。パーツが壊れているかSSDの劣化かなぁ。なんとなく出荷状態に戻せば治りそうな気もするんですが最終手段。
MacBook Pro以前にMacBook Airを2台潰しているのですが、同じような感じで熱回りで使えなくたっていったんですよね。その時はSSDが爆熱を放っていました。使えることは使えるんですがスリープ周りが変になるんです。特に外部ディスプレイに繋げて作業する場合にディスプレイに画面が映らなくなります。一度フタを開けてディスプレイに映ったのを確認して閉じれば作業できるのですが毎回面倒ですよね・・・。
タッチバーも壊れているしもういっそ買い替えるか!と思い、作業用PCを探すことにしました。次はWindowsです。もともとMacを使っていた理由は「IMEの切り替えがMacは楽」というだけです。Mac歴10年以上ですが、本気でその理由だけでMacを使い続けていました。スクショが楽とかMAMPが好きとかの理由もありますがWINでも代替可能ですからね。
そしたら先日判明したのですがWindows11でMacと同じようにスペース横のキーを押す「英数/かな」の切り替えができるんですねぇ…。
Microsoftバンザイ
Fキーなどがタッチ画面になったもの。使っているアプリによっては専用のキーが表示されたりするものの使ったことがない。画面がバグっているが一応押せる。
1年ほどで壊れたウンチな機能。見栄えはなんとなくカッコいい。
※この写真を撮って家に帰ったらちょうど完全に映らなくなりました…
まず使用用途から構成を決めました
使用用途
- Web制作
- Photoshopを使ったデザイン作成
- たまにイラストレーター
- Webアプリで画像生成
- コーディング
- HTMLコーディング
- ワードプレステーマ編集
- 仮想サーバー(MAMP)を起動する
- ゲーム作成
- Unity
- ライティング
- ワードプレスの投稿
毎日カバンに入れて職場と自宅で作業する。人前でも作業する。
つまり軽くて静かな方が良い。
上記のことが快適に操作できれば良いです。目指す性能が見えてきます。
CPU | なるべく性能が高い方が良い CPUは全体のレスポンスに影響 |
---|---|
GPU | 動画編集は行わないので性能の良いGPUいらない グラボが入っていると厚いし熱いのでオンボード ただし、ブラウザもGPUを使うので多少は性能が必要 画像処理に影響。動画や3Dに大きく影響する |
メモリ | ブラウザのタブを多く開き、複数アプリを起動するので大量にいる PCの処理データを高速で運用する。足りないとHDD/SSDを利用する |
SSD | M.2(NVMe GenXXって書いてたらだいたいこれ)必須。普通のSSDはありえない 少なくても良い。気にしないでも基本大量に積まれている あらゆるデータの保存場所。PCはデータの書き/読みで動くので全体のレスポンスに影響する |
つまりCPUとメモリが多くて、GPUが低いPCを探すべきだと答えが出ました。SSDは最近はどれも大容量かつ高速ストレージなのでGen4規格であることだけ注意します。
実際探してみると全くない!CPU高くなるとどうしてもグラボも良いのが付いてきちゃいます
決まったノートパソコンの構成
決まった構成がコレです↓。
OS | Windows 11 Home |
---|---|
CPU | インテル Core i7-13700H (最大5.00GHz/14コア/20スレッド) |
GPU | インテル Iris Xeグラフィックス(オンボード) ※グラフィックカードが搭載だとカード1枚分の厚みと電力消費+排熱が増加 |
メモリ | 32GB DDR5 |
SSD | 500GB以上 SSD (NVMe Gen4) |
その他 | LAN:無し |
CPUはノーパソ用のi7シリーズで最高レベルの性能を持つインテル Core i7-13700Hを選びました。このCPUはかなり評判がいいみたいですね。オンボードはいわゆるCPUについている機能なわけですが、インテル Core i7-13700HならIris Xeのオンボードが使えます。このIris Xeもかなり評判がいいみたいです。
GPUは動画編集に恩恵ありますが僕自身は記事用に録画するものの編集はしないので、ブラウザ操作が快適になれば良いレベルの性能を求めています。Iris Xeはかなり満足のいく性能になりそうです。
インテル Core i7-13700Hのi9版はインテル Core i9-13900Hになります。性能比較サイトとかみても大差ないですね。動画の書き出しとかが多い人はi9で探すといいかもしれないです。
豆知識
i7-XXのXXは世代です。i7-13XXなら13世代。2024年初頭だと13世代が最新です。世代が下がると性能がガクッと落ちます。安いPCは世代が1つ前だったりします。
MacBook Pro(2019の13インチ)との性能差は?
ここまで性能を書き出したところで一つ気になりました。今使っているMacBook Proと性能の差はどれくらいなんだろうと。今より性能低くなるときついなぁ…。
上位互換やぁ!
まだIntel世代のMacBook Proなので完全に上位互換になります。普通に高速化しますね。処理速度的には今でも特に困っていないので少し上がるだけでも嬉しい。
ノートパソコン探しの旅に出る
Core i7-13700H(オンボ)の構成になっているノートパソコンの旅にでてまず行き着いたのは皆んな大好きAmazon。
こんな感じでキーワードを設定してみると結構出てきますね。富士通やらHPやら富士通やら…「えっ富士通多すぎない?」いや、富士通に限らずメーカーPCはちょっと性能が違うだけで商品登録しているのでとにかくたくさん出てきます。しかも商品名でスペックがわかりません。Core i7はわかるけど世代は?SSDって書いてるけどM.2なの?
そっとAmazonを閉じました
分かってはいたけどパソコンはAmazonで探すべきじゃありませんね。よくわからない激安中華PCみたいなのも出てきます。
じゃあどこ探すの?と思う方。
PC専門メーカー産のPCを
メーカーサイトで買え
PC系メインで営業しているメーカーがいくつかあります。個人的に好きなメーカーは台湾のASUSがあります。最近よくみるのはMouseとか。msiやDELLなんか有名ですね。あとはメーカーじゃ無くて商品シリーズで有名なPCもあります。
洗濯機とか掃除機とか家庭用品も売っているようなメーカのPCは買わない方が良いです。ファンなら良いんですが有名だからという理由だけでメーカーのPCを買うのはタブーです。性能が低いのに高い場合が多くなります。理由は簡単でブランド料金+無用なオプション+サポート費用が含まれているからですね。もしくは特徴的な機能で大幅にコストが高くなっているか。例えばタブレットとして使えるとかですね。絵描きさんには良いですが僕には無用です。
あまり言うと迷うだけなので1つだけ制作に特化したPCを探すキーワードがあります。
それが「クリエイターPC」です
クリエイター系のPCとして販売されているPCは基本性能が高く余計なソフトや機能が付いていないことが多いです。取り回しのし易さや性能に拘っているのでハズレが少なくなっています。逆に「性能が良すぎていらんわ!」となるPCがありますが、性能が低いものをチョイスすればコスパがかなり良いです。
ビジネス系で使いたい人、普通に家でPCを使いたいだけの人も「クリエイターPC」で探しましょう。開発とかしない、ただユーチューブ見るだけっていう人でもクリエイター系の安いPCを買うことをお勧めします。理由はスペックが通用する耐久年数が増えるからです。性能の低いPCは年数が経つにつれてOSの肥大化などで処理が遅くなっていきます。
無駄に陳列されたスペック不明のPCを長時間探索するよりクリエイターPC探した方が時短にもなります
ついに見つけた僕の理想とするノートパソコン
これです。「GALLERIA A4-R」。インテル Core i7-13700Hを搭載し、GPUがオンボードタイプです。メモリは16GBですが32GBに増設できます。SSDは正直1Tもいらないのですが、SSDは空きが多いと快適という特性があるので多い分には困りません。
値段を見た時、つい「2台買えるやん」と思ってしまいました。いけない、Mac脳に汚染されてしまっていたようです。
ちなみにraytrekという同スペックのPCもありますが、OSがProなだけのようです。パネル裏のロゴも違いますが、なぜ2つに分かれているのかは謎です。
「GALLERIA A4-R」はドスパラから販売されているPCになります。ドスパラ以外では恐らく買えません。買えたとしてもメモリ増加などはできないかも。GALLERIAは何度か聞いたことがある名前なので使っている人も多いシリーズなんだと思います。たぶんゲーミングPCとして有名なのかな?
結構、インテル Core i7-13700H搭載のオンボードのノートパソコンを探したのですが、他のメーカーでは見つかりませんでした。そもそもインテル Core i7-13700HレベルのCPUを乗せたノートPCが少ないみたいです。下位ランクか前世代のものはよく見かけます。もしくはガッツリグラボが載っているもの。グラボ、いらないんだ。
「GALLERIA A4-R」はMacBook Proのキーボードに似ているので多分すぐに使い慣れそうなんですよね。
ということで、ドスパラのローンで購入しました。金利0だったよ。支払いのページには5%前後で記載されていたんだけど実際にローン通す時は0でした。
Web制作やプログラミングにPCスペックは必要なの?
必要です。
なぜ必要なのか?それは同時に沢山アプリを起動することが多いからです。新人エンジニア時代は低スペックでも良いと思いますが慣れてくるとスペック不足を痛感します。特に多趣味な人はスペックを上げておいた方が良いです。
HTMLのコーディングをするだけなら正直Chromebookでも事足ります。でもほとんどの人はHTML編集しながら画像編集アプリを使い、ブラウザで確認しつつ調べ物して、メーラーやチャットを起動していると思います。サイトチェック用に仮想サーバーだって起動しているかも。
一つ一つは大したことないですが、同時にアプリを使うとなるとPCスペックがないとストレスが溜まることが多くなってきます。特にメモリは16GBだと全然足りません。そもそもブラウザがほとんど使用します。Chromeは1タブごとに100〜200MBくらい使ってます。
特に最近はWebアプリを使う人が多くなったのではないかなと思います。例えばCanvaだったり、Figuma、Chat GPT、PhotoShop、画像AIなどなど…メモリもGPUも使います。全部の処理を支えるのにCPUが非力だと持ちません。
その代わり高性能なGPUは必要ありません。3DCGや動画編集をする場合に高性能なグラボを積んでいた方が処理が早くなります。そのような作業が少なく、ゲームもやらないならオンボードで大丈夫です。フォトショップをゴリゴリに使うデザイナーならグラボを積んでGPUを駆使した方が快適ですが、PCが厚く熱く五月蝿くなります。
ちなみにCore i7-13700Hについているオンボード Iris Xeは動画編集でもそこそこ評価あるようです。短い動画なら十分なんだと思います。そもそもCore i7-13700Hより低スペックの僕のMacBook Proでもそこそこ動画編集できちゃうので十分かと。あとはマイクラレベルなら普通に遊べます。プロジェクト ゾンボイドというゲームをMacBook Proで遊んでいましたが快適でした。2Dゲームだと何も問題なく遊べるでしょうね。
ただゲーム制作PCとしては非力だと思います。3D処理がどうしてもきつい。といっても僕のMacBook Proでも個人レベルのスマホゲーくらいなら作れますが
ちなみにレビューではUnity開発に使っている人もいるそうですよ
なお、インテル Core i7-13700H搭載のグラボ仕様のノートPCは結構あります!値段もそう変わらないので、多少の厚さと熱さを我慢できるならグラボ仕様の方が快適です。かつ何にでも使えると思います
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