赤ちゃんのお尻の上に小さな穴(先天性皮膚洞)があったのでMRIを撮ってきました

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もう半年ほど前になりますが次男が生まれました。長男が1歳半の時に生まれたので非常に慌ただしい生活が今も続いています。

次男が生まれてから2ヶ月ほどした日、お風呂上がりにお尻に小さな穴が空いていることに気が付きました。肛門から数センチ上に位置し、ちょうど尾てい骨あたりになります。

これはなんだろう?と思い調べてみるとなかなか不安になる先天性の疾患でした。

目次

先天性皮膚洞と呼ばれる症状

呼び方はいくつかあるようですが、小児科やこども病院では先天性皮膚洞と呼ばれていました。

同じ様に不安になっている親御さんがいると思うので、この症状を完結に説明しますね。

脊髄まで穴が繋がっている場合がある

先天性皮膚洞は数%の確率でできるようです。そのまた数%が脊髄まで穴が続いている場合があります。確率としてはかなり低いです。
脊髄まで穴が通じているとどうなるか…脊髄が感染症にかかり下半身不随などかなり致命的なことになります。

穴が繋がっていなくても脊髄に脂肪の塊がある場合がある

先天性皮膚洞は数%の確率で脊髄の根本に脂肪の塊がある場合があります。もし脂肪がある状態で子供が成長してしまうと、脊髄と脂肪が引っ張り合い下半身不随などの致命的な症状を引き起こす場合があります。
だいたい3歳くらいまでに気付ければ間に合うそうです。

とにかくMRIを撮らないと何もわからない

先天性皮膚洞を手で広げて底が見えれば脊髄まで穴が繋がっていない可能性があります。しかし、目に見えないだけで深く穴が繋がっている場合がありますし、何より脊髄の根本に脂肪の塊があった場合は触診ではわかりません。

MRIを撮れば簡単に判明します。

MRIを撮る手順

まずは小児科に行き先天性皮膚洞ではないかと相談しましょう。その小児科からこども病院の紹介状を書いてもらいます。この紹介状がない状態でこども病院にいってもおそらく受け付けてもらえません。

紹介状をもってこども病院へ行き、診断を受けMRIの相談をします。

MRIの予約はかなり先になる

うちの場合は3ヶ月先になりました。なるべく余裕のあるうちに予約しましょう。先延ばしするとタイムリミットが迫る可能性があります。

赤ん坊のMRIは鎮静剤を使う

MRIは動いていると撮影できないため、じっとできない子供は鎮静剤を投与(点滴)し、眠らせた状態で撮影されます。鎮静剤を使うため、それ相応のリスクがあるという説明を受け、親御さんが納得できたらMRIの予約ができます。

リスクに関してですが、毎年膨大な数の赤ん坊がMRIを利用しています。利用した病院の説明では憂鬱一人だけ鎮静剤が原因の問題が発生したそうです。しかし、その子も適切な処置をされ無事MRIの撮影が完了したそうです。

ちなみに我が子はMRIの途中で一度起き、再び鎮静剤の投与をされましたが問題なく元気にしています。

泊まり込み必須です

小さな体に鎮静剤を投与するので経過観察が必要になります。そのためMRIを撮影した日は病院に泊まる必要があり、付添人が必ず必要です。

かかる費用

3歳まではMRIと宿泊代は無料です。ただし付添人のベッドやミルクをもらったり等のサービス利用の料金はかかってきます。うちの場合はトータル3000円くらいでした。食事は院内にあるコンビニを利用できました(妻が付き添ったのですが子が寝なくてコンビニにすら行けなかったそうな…。子供は病室から絶対に出したらだめなのです)。

最後に

先天性皮膚洞について調べているとかなり不安になってきますがまずは気持ちを落ち着けてください。穴が貫通していたり、脊髄に脂肪がある事は非常に稀です。

落ち着いて小児科を訪れ、こども病院でMRIの予約をしましょう。でなければ何もわかりません。

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