新生児や1ヶ月以降のお風呂の入れ方とオススメの入浴グッズ

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赤ちゃんを我が家へ初めて連れ帰る日からいよいよ本格的な育児が始まります。毎日必ずやらなければいけない大変な作業の一つがお風呂(新生児時期は沐浴)です。お風呂はかなり気を使う作業でもありますし、大人の都合より赤ちゃんの睡眠スケジュールの合間に入れなければいけないので体力を消費します。

沐浴用の入浴グッズにはビニール風呂やバケツ風呂など探せば色々出てきます。ご家庭の間取りの広さやガス機能の差で使えるバスタイプが変わってきます。

現在、我が家では新生児時期は終えてもうすぐ4ヶ月に差し掛かろうとしているところです。今では一緒にお風呂に入って、私が身体を洗っている間に赤ちゃんは大人しく一人でベビーバスに入浴して待ってくれています。

お風呂は大変な作業ですが工夫することである程度楽になります。いくつかのノウハウがあるので我が家で使っていたグッズと入浴方法をご紹介します。

目次

月齢で「沐浴(もくよく)→お風呂」と変わります

新生児(一ヶ月未満)は沐浴で、一ヶ月検診を過ぎたくらいからお風呂に入れられます。無理にお風呂にいれる必要は無く、しばらくは沐浴で良いそうですがお風呂に入れたほうが何倍も楽に(しかも楽しい)なるので挑戦してみてほしいです。

沐浴は、小さい桶にお湯を溜めて赤ちゃんをつからせて軽く洗う感じです。ざっくり言えば水浴びです。

我が家の入浴グッズ紹介

沐浴用とお風呂用で必要なものが変わってきますが、沐浴で使ったグッズはそのままお風呂でも使えるので無駄になりません。

新生児時期の沐浴グッズ

  • 全身ソープ
    頭専用のシャンプーもあるようですが全身ソープをオススメします。初めはかぶれ対策にアトピタを使っていましたが、アトピタは風呂上がり後のローションに切り替えました。正直ソープのメーカーは何でも良いと思います。我が家は舐めてもあまり苦くないサラヤのアラウベビーを使用しています。肌質をこだわりたいなら良いスキンケアローションを選びましょう。
  • ガーゼ
    顔を拭いたり、お湯を含ませて頭で絞ったり、お腹にかけて安心させたりできます。1枚で十分です。
  • バスタオル
    大人と同じ用途です。身体を拭きます。大きいほうが全身をくるめるので使いやすいです。
  • スキンケア
    個人的にローションタイプがオススメです。伸ばしやすいので暴れていても塗りやすくプルンプルンになります。お風呂上がりや定期的なスキンケアは赤ちゃんの病気に対する抵抗力を高めるので入念に!ローションはテカるくらいベットベトに塗り込みます。頭皮にも塗り込みましょう。
    ※かぶれ用にアトピタをかぶれ箇所に塗ってから普通のローションを全身に塗っています。
  • 幼児用綿棒
    お風呂上がりに耳を軽く拭きます。おへその掃除にも使うので必須です。
  • 防水シート
    赤ちゃん用の防水シートがあります。沐浴以外にも外でおむつ替えするときなどに使えるので1枚は持っておいて損はないです。
  • ベビーバス
    永和 新生児用ベビーバスを使用しています。プラ製のバケツのようなものです。シンクにちょうどはまるように設計されています。なぜこれなのかの詳細は最後に記載します。

一ヶ月を超えてからのお風呂グッズ

  • お風呂マット
    赤ちゃんを乗せられるスポンジタイプのお風呂マットです。お湯を含ませることができるので常にホカホカ状態を保てます。我が家では「まめいた お風呂用ねんコロマット」を利用しています。
  • 風呂ふた(折りたたみ式)
    昔ながらのグルグル巻くタイプではなく、長方形の板が連なってできた風呂ふたタイプです。それなりの強度があり、適度な箇所で折り畳めるので風呂ふたの上で赤ちゃんを洗えます。

逆にいらなかったもの

  • 水温計
    湯沸かし器が温度設定できるため、ベビーバスをシンクに置いて常に一定の温度を保ちやすかったので必要ありませんでした。ハチの見た目をした物を使用したのですが適温になると常に音がなるタイプだったので急かされるようでイライラしました
  • ベビー石鹸
    泡を立てる余裕はありません
    頭用シャンプーや洗顔
    なるべく使うものは減らしたほうが良いので全身ソープがオススメです。専用を使ったからといって効果があるかは疑問です。使い分けるとしても大きくなってからが良いと思います
  • ベビーパウダー
    むしろ使わない方が良いようです。お肌に詰まってトラブルの原因になるようです
  • 身体洗い用のスポンジ
    手で優しくなでる程度で良いのでいりません
  • ビニールタイプのバス
    まずお湯を入れた状態で持ち運びできません。そこそこ大きいので台所にはおけないご家庭が多いはず。詳しくは最後に記載しています
  • スイマーバの浮き輪
    首に付けることができる浮き輪です。新生児時期には使いませんでした。使用し始めたのは1ヶ月半くらいのころ。とても楽しそうにするのである程度体重が増えたら購入をオススメします!5キロ以下だと首元がゆるいため怖いです

新生児(1ヶ月未満)の沐浴のやり方

沐浴は難所がいくつかあります。

  • 沐浴と身体を拭く場所探し
  • お湯の継ぎ足し
  • 沐浴中の首の固定
  • 最後のかけ湯(特に背中)

沐浴をする場所はキッチン、お風呂場、リビングで一長一短あります。安全に沐浴させることができるのなら何処でも良いですが、裸の赤ちゃんをあちこち移動させるのは避けたいです。

上記のおすすめグッズを使用した場合は、キッチンで完結、かつ一人で沐浴できるようになります。

注意:ここで紹介している沐浴方法はキッチンの蛇口に湯沸かし器があるのが前提です。ない場合は電気ケトルなどでお湯を準備できますがちょっと手間です。40度前後の少量のお湯はすぐに冷めるので、湯沸かし器がない場合は継ぎ足しできるお風呂場をオススメします。

沐浴で注意したいこと

赤ちゃんの性格に合わせて適度に手を抜いたほうが良いと思います。お湯で暴れまくるなら、いっそ湯につけるだけでも良いと思います。かぶれやすい首・ワキ・背中・お股は比較的洗いやすいので、そこだけソープを使い頑張って洗うのも一つの手です。

大事なのはあまり無理をしないことです。お風呂以外にもやらなきゃいけない事がたくさんあるので、なるべく体力を温存しましょう。何より洗うことに集中しすぎると赤ちゃんが苦しんでいるのを気づかないときがあります。機嫌が悪くて難しい!と感じたら無理しないで機嫌がいいときだけ頑張りましょう。

もし手伝ってくれる人がいるのなら、顔と頭を洗っている間だけ頭を支えてもらうとメチャクチャ楽です。

沐浴の準備

【図解予定】

  • キッチンのシンクにベビーバスを置いて湯を張る
  • 蛇口からはお湯を少量出しっぱなしにする
  • キッチンのまな板などを置くところに防水シートを敷く(狭い場合はダンボールなどでコンロ部分も使えるようにする。うちはIHなので活用しやすかったです)
  • 着替え・おむつ・バスタオルの順に敷く
  • 全身ソープ・ローション・小さい桶・ガーゼの定位置を決めて置く。桶はかけ湯用です。大きめのコップやボウルでもいいと思います

最大のコツは必要なものを全て準備しておくこと。季節によりますが新生児時期は非常に冷めやすいのでササッと完了できるように導線をしっかり準備しておくことが大事です。

ベビーバスに入れる

ベビーバスに張るお湯は39~42度が適温。温度に敏感な子は40度で試してみましょう。

【図解予定】
ベビーバスにそっと入れます。ベビーバスに張るお湯の量はお腹が全て浸かるか浸からないかくらい。入れすぎると首を振って顔をつけてしまい溺れそうになることもあります

【図解予定】
新生児時期は頭が小さいので首を固定するのが大変です。二人で入れることができるのなら一人は赤ちゃんの頭を手で支えます。一人の場合は首の後ろ側に手を差し込んで支えます。
体重が5キロを超えるくらいになれば身体が大きくなっているので支える必要がなくなります。
※首が座っていても身体が小さいと頭を左右に振った拍子に顔をつけたりずり落ちます。

いざ、全身を洗う

常にお湯に浸かっているので、身体の上から順に洗ったほうがやりやすいと思います。

  1. 胸と首
  2. 手とワキ
  3. お腹
  4. 背中
  5. お尻と股間

という順番で洗っていました。

細かく段階を分けているのは理由があります。首の座っていない赤ちゃんは支えながら洗わなければいけません。一気に洗うとぬるぬるして滑り落とす可能性があるので、なるべくこまめに泡を落としながら洗います。

【図解予定】
まずは顔から!我が家では顔が一番の難所なので先に終わらせています。
ガーゼにお湯を含ませて軽く絞ってから顔に当てて軽く押し付けるように拭き上げます。その際に耳の側面と裏側も軽く拭きます。新生児時期は本当に軽く拭くだけで良いです。

顔を軽く拭いた後に少量のソープでおでこを優しく洗います。おでこの後はほっぺ、口周り、鼻を洗います。

洗い終わったら多めのお湯をガーゼに含ませて泡を拭き取ります。目の周囲は嫌がるのでなるべく素早く拭きましょう。
もしお湯を怖がらないならガーゼを顔の近くで絞ってお湯をかけてみてください。ギャン泣きしない子なら一気に洗い流せて楽です。鼻と口に大量に水が入ると苦しそうにするのでお湯をかけてすぐ口周りを拭き取るようにすると良いでしょう。

顔が濡れるのはほとんどの赤ちゃんが嫌がると思います。顔を濡らさずに全身ソープをいきなりつけても良いそうですが、先に濡らしたほうが若干濡れることに慣れているような気がします。
泡は気にしないのですが、口や目に入ると地団駄踏んだりすることもあるので注意が必要です。

【図解】
顔の次は頭です。頭の天辺からワシャワシャと指の腹で頭皮をこするように優しく洗います。あとで泡を流すのが難しいのでソープの量は少なめをオススメします。難しいのはおでこ・耳の裏・首根っこです。
頭を洗う時は赤ちゃんが湯に顔をつけやすいので細心の注意で洗いましょう。

後頭部や首根っこを洗う時は、ゲップをさせる時のようにワキに手を差し込んで胸を支える形で上体を寝かせます。やりにくい場合は、両手で身体を支えながら首の後ろに手を差し込む感じでも大丈夫です。

頭の泡を落とすのはお湯を含んだガーゼを頭の上で絞るのが楽で早いです。おでこ辺りにかけると顔に流れて暴れる場合があるので注意しましょう。難しい場合はお湯を多めに含んだガーゼを押し込むように泡を拭き取りましょう。
ただ、赤ちゃんがびっくりするとはいえ、思い切ってお湯をかけても身体的には大丈夫です。水が耳に入るのを怖がる人がいると思いますが、耳にかかっても問題ありません。むしろ指で抑えたほうが圧力で悪くなる可能性があります。
思い切ってお湯をかけて一気に泡を落とし、暴れたら少し落ち着かせる時間を取るのも一つの手です。
※役所の講習などを受けた方は知っていると思いますが、今は耳を指で閉じて洗う指導はしていません。耳を閉じるのはよくわかっていなかった昔の風習です。昔は水が綺麗じゃなかったから閉じていたのかもしれません。

【図解予定】
胸を洗ってその流れで首も洗います。赤ちゃんの首は隙間がないくらいお肉が詰まっています。そのためミルクや汗が溜まり、ポツポツができてかぶれやすいです。うちの子は特に首と胸がかぶれやすかったので入念に洗っていました。
洗う際は人差し指の爪側の第二関節を首のシワの間に押し込むと洗いやすいです。

頭以降の身体側はお風呂の湯を手ですくって軽く泡を落とす程度で大丈夫です。最後のかけ湯で一気に綺麗にします。

【図解予定】
手を洗います。一番難なく洗える場所ですが、時期によっては指をしゃぶるので泡を食べないように素早くやる必要があります。片手づつ洗って流したほうが安全でしょう。
ワキもかぶれやすい箇所なので念入りに洗ってあげましょう。

【図解予定】
お腹を洗います。軽くマッサージする感じで洗うとウンチが通じやすくなる効果があります。お腹の殆どが腸です。へそを中心に「の」の時を描くように洗ってみましょう。
おへそのしっかりとした掃除は沐浴後に綿棒で行うので表面をある程度洗う程度で良いと思います。

【図解予定】
足を洗います。足はそんなに汚れていることはないと思うので、お湯に使った状態で泡をつけてじゃぶじゃぶ洗って良いと思います。

【図解予定】
背中を洗いますが、ここからは姿勢を変えます。

まずはベビーバスのお湯を全て抜きます。抜かないとキッチンの広さによってはお股が上手く洗えない場合があります。

お湯が抜けたら膝抱きゲップをする時の要領で赤ちゃんのワキに手を差し込んで支えながら上体を倒して洗います。

注意!!:この上体を倒した時に赤ちゃんの首が閉まらないように最新の注意を払ってください。上手く洗えなくていいので首だけは閉めないように!

【図解予定】
最後にお股です。背中を洗ったあと上体をそのまま倒している状態で背中側からお股に手を差し込んで洗います。手は水をすくう時の形にしてカポカポと泡を立てるように洗うと綺麗になります。

【図解予定】
全て洗い終わったら最後にかけ湯で綺麗に泡を落とします。泡が残っているとかぶれの原因となるのでしっかりと洗い流しましょう。

かけ湯はお湯をかけれるなら何でも良いです。大人用の手おけを持っていればそれでも良いと思います(ただし使用前に綺麗にカビなどを洗い落としておきましょう)。

我が家では蛇口から出してるお湯をそのままかけて泡を落としていたので手おけなど利用していません。

【図解予定】
身体を洗い終えたらバスタオルに置いて身体を拭きます。すぐにボディローションを塗り込んでおむつを履かせて服を着せます。スキンケアに結構時間を取られますが、湯冷めしないようにテキパキやりましょう。

頭は特に乾かさず拭いて自然乾燥させました。肌が弱いのでドライヤーはちょっと危ないかもしれません。
着替えが終わった後におへその掃除と消毒をして終わりです。

1ヶ月過ぎたらお風呂へ一緒に入浴

1ヶ月検診を終えて特に問題がなければ、赤ちゃんと一緒にお風呂へ入ることができます。お湯を怖がる赤ちゃんもいるそうですが、お風呂好きであれば沐浴で味わった苦難がなくなり、むしろ楽しい時間になります。幸いうちの子はお風呂好きのようでメチャクチャ大人しくリラックスしてくれます。

我が家では1ヶ月検診が終わった日にお風呂デビューしました。早く一緒に入りたかったので頑張ったのですが、沐浴より断然楽でびっくりしました。何より沐浴は作業だったのですが、お風呂に一緒に入るのは顔を見合わせて遊ぶような感じなので楽しいです。
スイマーバの首浮き輪も好評で、かなり早い段階から笑いながらアメンボのように泳ぎました。ただ、スイマーバは月齢が少なかったり顔が小さかったりすると抜け落ちそうになるのでゆるくないか注意が必要です。5キロを超えれば首周りが安定するかと思います。

※ここで紹介している入浴方法も沐浴と同様に上記のオススメグッズを使用しています。

お風呂で注意したいこと

長湯はのぼせる可能性があるので気をつけましょう。10分〜15分くらいがちょうどいい感じがします。

お風呂では沐浴にはなかった危険が増えます。風呂場の足場が濡れているのでコケる可能性があります。また、濡れた身体で赤ちゃんを抱くので手から滑り落ちそうになります。
お風呂中に移動しうる範囲は極力片付けておき、集中して抱っこしましょう。

お風呂のお湯の量も気をつけた方が良いです。大人と同じ量だと顔をつけやすくなります。お湯の量は赤ちゃんを自分の股関節やお腹に置いて、赤ちゃんの胸の下を超えない高さが理想だと思います。お湯いっぱいだと常に抱えていないといけなくなるので疲れるデメリットもあります。
初めて入る際にバスタブ半分くらい溜めて、後から追加で足して調整してみて下さい。

入浴の準備

  • 洗ってあるバスタブにお湯を張る
  • 自分は先に身体を洗っておく(3ヶ月くらいになれば一緒に洗う余裕ができます)
  • 着替え場所を決めておき、マット等を敷いて着替えを置いておく
  • バスタオルは脱衣所に置いておく
  • 風呂上がりの水分補給用のミルクを作っておく

まずは湯船に浸かる

自身は先に身体を洗ってキレイな状態にしてから、赤ちゃんを抱いて湯船に浸かります。お湯にびっくりするのでゆっくり入れてあげてください。赤ちゃんをお湯につけたら自分のお腹や股関節あたりに座らせます。首が座っていないと顔を前に倒しやすいので、自分の太ももに寄りかかるように角度を調整してあげます。

1ヶ月過ぎたばかりの頃はリアクションが少なくて寂しいですが、水をパシャパシャしたり、ワキを抱えてお湯の中をスイスイさせると喜びます。

お風呂に浸かっている間は歌ってあげたり、話しかけてあげると落ち着きやすい気がします。

のぼせないように1ヶ月の時点では5分程度で湯船で遊ぶのをやめていました。月齢が増えたら徐々に増やしています。

お風呂場で身体を洗う

洗う順番は

  • 湯船の中で顔を洗う
  • 風呂ふたの上にスポンジマット(湯船で温めておく)を敷いて赤ちゃんを置く
  • 胸と首
  • 手(片手づつだと舐めにくい)
  • お腹
  • 股間とお尻
  • 背中

となります。色々考え実践してみて効率よく洗えるのがこの順序になりました。
重要なのは「顔は湯船で洗う」ことと、「湯船であらかじめスポンジマットを温めておく」ことです。

また、沐浴とは異なりしっかりソープを使って泡を立てます。

【図解予定】
まずは湯船に浸かっている状態で顔を洗います。湯船から出しても良いのですが、個人的に顔は膝においた縦抱き状態のほうが綺麗に洗えます。
そしてお風呂を上がるまでシャワーを出しっぱなしにします。顔洗から出しっぱなしにするのは綺麗なお湯でガーゼをいつでも絞れるようにするためです。

まずは湯船のお湯を赤ちゃんのおへそくらいまで抜きます!!顔を洗っている時に高確率で頭を振って湯船に顔をつけるためです。身体的には問題ないのですがびっくりしてテンパったり鼻で水を吸って苦しそうにします。

お湯を減らしたらガーゼにお湯を軽く絞り、顔を拭きます。目やになどはこの段階で取れるように拭き、耳や耳の裏もガーゼで綺麗にします。
拭き終わったらソープを少量出しておでこを軽く指で洗います。おでこの次はこめかみ、もみあげ、ほっぺ…と下に向かって洗います。泡の誤飲を防ぐために最後に鼻と口周りを洗います。洗っている最中に泡が少ないと感じたら少しソープを追加しています。

指をしゃぶる場合があるので赤ちゃんの手に気をつけてください。多少なめても問題ないと思いますが、口に入ると機嫌を損ねたりします。水が入るだけでも泣くことがあるので、普段口にしない味にビックリするのかもしれません。
口に含んだときにあまりにも暴れる時は味の薄いソープに変えるのも良いかもしれません。
参考として、我が家はサラヤのアラウベビーというものを使用しています。以前はアトピタを使っており、口に入るとグズっていました。アラウベビーはそこまで嫌がらないです。実際に舐めるとアトピタは苦く、アラウベビーはほぼ無味で石鹸の風味だけ口に広がる感じです。赤ちゃんの味好みでも左右されそうです。

顔の泡を落とす際は、まず軽く絞ったガーゼで拭く→ガーゼを絞り直す→拭くをある程度泡が取れるまで繰り返します。最後になるべく顔を垂直にし、お湯を含ませたガーゼをおでこで絞ってお湯をかけます。お湯をかけたらすぐに鼻と口を拭き取ります。
素早くやるとあまり怒りません(笑)慣れると平気そうな顔をします。

【図解予定】
次は赤ちゃんをスポンジマットに乗せます。スポンジマットはお湯を含むと長時間温かいので赤ちゃんが寒くなりにくいので便利ですが、冷たさも取れにくいです。なので湯船に使ってる間にスポンジマットを湯船に沈めて温めておきます。

風呂フタをスポンジマット分だけ拡張します。そこへ湯船に沈めていたスポンジマットを敷きます。スポンジマットを敷いたらその上に赤ちゃんを置いて身体を洗い始めます。
この時、自身は湯船に浸かりながら洗ってもいいですし、湯船から出て洗うこともできます。私は湯あたりに弱いのでのぼせてしまわないように湯船から出て洗っています。湯船に浸かりながらの場合は風呂フタの範囲が狭くなるのでちょっと洗いにくいかもしれません。

【図解予定】
頭を洗うためにまずシャワーで湯洗します。スポンジマットの上だと頭の向きを調整しながらシャワーを当てられるのでメチャクチャ楽です。湯洗したらソープを適度につけて指の腹で頭皮を揉むように洗います。髪を洗うのは大人でも間違いです。ちゃんと頭皮を洗うようにしましょう。
頭のてっぺん、左右を洗ったら上体を起こして後頭部と首辺りを洗います。

泡を落とす時はシャワーを当てて綺麗に落とします。おでこ辺りは顔にお湯が流れやすいので最後にガーゼで綺麗にする感じでもいいと思います。
耳に直接シャワーを当てると水が勢いよく侵入するかもしれないので水流で軽く流すようにします。耳に水が入るのが怖い場合は軽く指で押さえてもいいと思います。沐浴でも書きましたがしっかりと耳を抑えなくても大丈夫です。

最後に上体を起こして後頭部の泡をシャワーの勢いで綺麗に流します。

【図解予定】
胸と首を洗います。沐浴と同じ洗い方です。

胸を洗ってその流れで首も洗います。赤ちゃんの首は隙間がないくらいお肉が詰まっているのでミルクや汗が溜まり、ポツポツができてかぶれやすいです。うちの子は特に首と胸がかぶれやすいので念入りに洗っています。
洗う際は人差し指の爪側の第二関節を首のシワの間に押し込むと洗いやすいです。軽く首を持ち上げて隙間を作ると綺麗に洗えますが赤ちゃんが苦しくない程度にしましょう。

【図解予定】
手を洗います。1ヶ月辺りではそうでもないですが、月齢が上がるとお風呂中でもこぶしを食べ始めます。泡のついた手を食べるとぐずったり暴れる原因になるので片手づつ抑えながら洗いましょう。

【図解予定】
お腹を洗います。ついでにソープを沢山使ってお腹のマッサージも行いましょう。へそを中心に「の」の字を描くようにマッサージします。お腹がちょっと凹むくらいの力加減です。入念にやっておくことでウンチが出やすくなるので歌でも歌いながらモミモミしましょう。

おヘソも洗うのを忘れずに。

【図解予定】
足を洗います。足はいつも絞るような感じで洗っています。お肉のシワの汚れも落ちるように洗いましょう。

ついでに、足を動かしてストレッチさせましょう。うちの子はガチガチに力をこめる体質だったのでお風呂中のストレッチをしっかりやっていました。お風呂中はリラックスしているので部屋でやるよりも捗るのです。
もし同じように力を込めて身体が堅い赤ちゃんの方がいるなら洗う時にストレッチしてみてください。

足のストレッチはウンチが出やすくなる効果もあるのでどの赤ちゃんにも有効です。

【図解予定】
股間とお尻を洗います。うちは男の子なので男の子の洗い方を紹介します。

まずは大量にソープを手に出し泡で股間全体を揉むように洗います。その後、股関節のシワがかぶれやすいので入念に洗います。シワを洗ったら、ちんちんとタマタマを個別に洗います。この時、ちんちんの皮チェックをぜひ!!まだまだむけないのですが、いずれはむけた方が良いので皮のかぶり方を日々チェックしてあげましょう。
だいたい4〜5歳くらいにはむけるようですね。自分の記憶では小1くらいにはむけていた記憶があるので6歳くらいでしょうか。
大きくなって皮がむけない場合は色々と不都合(病気もあるし性的な問題もかかえる)が起こるので包茎手術も視野に入れて見守りましょう。

股間が終わったらお尻を洗って、肛門を洗います。肛門は指でこすると痛そうなので、指先を軽く何度も押し当てるような感じで洗っています。

【図解予定】
最後は背中です。背中を洗う場合は上半身を起こす必要は無く、身体を横に向ければ洗えます。泡を洗い流す際はスポンジの泡も流すようにシャワーを当てるといい感じに泡が残りません。

【図解予定】
全て洗い終わったら抱き上げてシャワーで背中を流して終了です。上手く流しきっているのであれば最後のシャワーは特にいらないと思います。

スポンジマットに置いた状態で、先に自身の身体を拭いて下着をつけておきましょう。寝返りが怖い場合はスポンジマットを床に置いたり、先にバスタオルでくるんで床に置いておくのも良いと思います。

沐浴と同じように身体を拭いてあげてスキンケアを入念に行い、ドライヤーで頭を乾かします。熱風の後に冷風をかけると髪に艶が出ます。まだ肌と髪が弱いのでドライヤーの熱風はかなり離してかけてあげてください。

バケツタイプのベビーバスをオススメする理由

3ヶ月半過ぎたらこんなサイズ感です

ベビーバスは色々あると思いますが、我が家では「永和 新生児用ベビーバス」を使用しています。永和のベビーバスの特徴は、プラでできた桶になっており、サイズがシンクにはまるようにデザインされています。底には栓がついており水抜きも簡単です。プラではありますが初めから滑り止めのスポンジが付いているので安心して使えます。

ビニールタイプのベビーバスが使いにくかった

初めて沐浴をするさいビニールタイプのベビーバスを使用していましたがメチャクチャ洗いにくいものでした。本体は滑りやすく、身体を支える出っ張りがなかったので洗っている途中で滑って全身がお湯に浸かりそうになります。これはかなり神経を使いますし、何よりも無駄に力が入るため赤ちゃんを締め付けてしまう可能性があります。
中には身体を支えるでっぱりが付いたものもあるようなので、もしビニールタイプを使用する場合は必ず付いている物を購入してください。

次に困ったのが「湯を張ると持ち運びできない」ということ。ビニールタイプはそこそこ大きいので風呂場に設置すると大人が入るスペースが無くなる場合があります。そこでお湯をためて部屋の中へ移動するのですがアホみたいに重いです。何よりビニールなので、しなるし滑るしでぶちまけそうになります。女性はちょっと持ち運べないと思われます。

キッチンのシンクにはもちろん置けないので、頑張って湯を張って移動するか、バケツで何度か往復して湯を足すしかありません。
一日だけなら良いのですが、これを毎日やるのは流石にしんどいです。

永和 新生児用ベビーバスのメリット

  • シンクにはまるのでお湯はり、着替えなどがキッチンで完結できる
    ※大きさは要確認です。ワンルームの小さいシンクは入らないかもしれません
  • 湯を張っても持ち運べる
  • 小さな布団を敷いてバウンサーにし、持ち上げて揺らせばゆりかごにできて寝かしつけられる
  • 将来的にお風呂に持ち込めば、自身が身体を洗ってる間にお湯に浸かって待ってもらえる
  • 清潔に保ちやすい
  • 安い

キッチンで完結できるのが最大の利点ですが、沐浴以外にバウンサーとして利用できます。ベビーバス自体は軽いので持ち上げて腰のベルトに重心を置けば楽にゆりかごができて寝かしつけられます。これで寝かしつけたら背中スイッチが発動することはありません。
※堅いしプラが冷たいので長時間寝かせるのには向きません。

赤ちゃんの個性にもよると思いますが、月齢3ヶ月半のうちの子は永和のベビーバスにお湯を張って座らせると王様のような感じでじっとしてくれます。もちろん事故がないようにこまめに確認しながらですが、身体を洗っている間も大人しくしてくれているのでお風呂の外まで迎えに行く必要がなくなりました。

永和 新生児用ベビーバスのデメリット

  • プラなので首を支えるのが少ししんどい。ビニールの場合はしなるので手を添えやすい
  • 使っていない時に場所を取る
  • ちょっと大きいのでゴミ出しにそのまま出せないかも?

使って不満に思ったのは上記くらいです。

バスの側面がしならないので首を支えにくいです。このベビーバスで頭のふらつきに気をつけるのは左右だけなので、首を支えるのが大変だと思ったらタオルを丸めたり、ビニール枕のようなものを2つ頭の側面に置けば安定します。傾斜があるので前後に頭を振ることは一度もありませんが、もし前後に頭を振っても支える余裕はあります。

永和のベビーバスは高いものではないので、お風呂を入れるのに困っている方は一度試してみてはいかがでしょう。

最後に

文章が長くなってしまいましたが全てを真似する必要はありません。家の間取りや設備、そして赤ちゃんの性格で最適なお風呂入れが変わると思います。細かく書いたつもりですので何かしら改善できるような点を発見できれば幸いです。

お風呂は毎日入れるものなので極力負担を減らしたいですよね。

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