息子が生後3ヶ月になろうとする頃にRSウイルスに感染して高熱・鼻水・咳でちょっと大変でした。現在は完治して元気に寝返りの練習をしています。
3ヶ月未満で調べてみるとRSウイルスにかかるのはちょっと危険らしく、かなり心配しました。特効薬は無いのか、自然完治で耐えるしかありませんでした。
※予防接種はシナジスというものがあるらしいです
RSウイルスに感染した時の症状や、改善するために行った処置をご紹介します。
RSウイルスに感染した時の症状
RSウイルスの症状を一言でいるなら「The風邪」です。RSウイルスという原因がわかっている風邪、といった感じかもしれません。
- 鼻水が一日中出るため口呼吸で苦しそうにする
- 痰が出ているようで咳で喉を鳴らす。飲み込もうとする鼻水が喉に引っかかって咳き込む場合も
- 最高で39度5分くらいまで上昇
- RSウイルスは20日ほど体内に滞在する
- 感染直後は軽く鼻水が出るだけだった
- 鼻水が出始めて2日目に熱が上がる。やばいと思いすぐに小児科へ
- 診断キットでRSウイルスのチェックを受けて感染していることが判明
- 感染から6日ほど経った時に悪化するか、回復に向かうのかわかるらしい
- 感染7日目くらいに体温が下がり始め安堵。もし悪化すれば入院しなければならなかった
- 熱が下がり始めてからさらに1週間はウイルスが体内にいるので安静にする
感染から完治まで2週間ちょいかかりました。1週間経ったときに悪化するかどうかの分岐点だったので毎日ハラハラしていました。
RSウイルス自体は子供が成長する中で何度も感染していくそうです。最初の1年間で半分以上の乳児感染する一般的なウイルスです。かかるたびに抵抗力が増えるので症状が緩和されていくそうな。
妻は感染しませんでしたが、私はバッチリ感染しました。RSウイルスは非常に辛いですね…。人生で風邪すらほとんど引いたことないので抵抗力がなかったのか寝込んで動けませんでした。
24時間鼻水の対応に追われます
粘度の高い鼻水がとにかく大量に出ます。サラサラではなく粘度が高い鼻水なので鼻の奥に溜まって鼻呼吸ができなくなり苦しそうにします。大人もそうですが口呼吸になると酸素が足りなくなり呼吸が荒くなります。
鼻水は24時間常に出続けます。鼻水を吸い取ってあげるとしばらくの時間は鼻通りが復活するので頻繁に吸い取ってあげないといけません。そのままにしておくと睡眠中に苦しくなったり、喉に落ちていったりして咳き込んで目を覚ますので睡眠時間も減っていってしまいます。
39度を超える高熱
びっくりしました。あの小さな身体がものすごく熱くなります。診察にいった時はまだ38度前後だったのですが、家に帰ってからの夜に熱がどんどん上がり始めました。
高熱になってから病院に連絡して判断をあおったのですが、40度を超えたりぐったりしない限り大丈夫とのこと。とにかく身体を冷やしてとのお達しが。病院に行っても特効薬というものがないらしいので危険な状態にならない限り自然治癒に任せるしかないようです。
39度を超えて身体がカッカしていますが本人は案外ケロッとしていたので身体が熱くなりすぎないように熱冷ましを頑張りました。
鼻水の処理
鼻水の処理には電動鼻水吸引器を使用しました。育児で鼻水問題が大変だという噂を聞いていたので、息子が産まれてすぐ「Baby Smile 電動鼻水吸引器 メルシーポット」を購入していました。
RSウイルスにかかるまで鼻水が全然出なかったので宝の持ち腐れだなぁ…と思っていたのですが、RSウイルスにかかってすぐ活用できたので先に買っておいて良かったと心底思います。口で吸う吸引器もあるのですが吸引量とやりやすさが全然違います。
メルシーポットを購入する時は必ず別売りのノズルを購入したほうが良いです。付属のものだと鼻の穴に入りません。メルシーポット用のノズルは「ベビースマイル S-303/メルシーポットS-503用 透明ロングシリコンノズル ボンジュール プラス」がオススメです。
メルシーポットをオススメする理由
育児している人ならみんな知っているくらい有名でよく使われています。そのためちょっと調べれば使い方や評価を色々と調べられます。吸引力は皮膚に当てても痛くならない程度の力ですが、鼻孔にピンポイントに当てた場合はズルズルと吸い取ります。
機械式で、中のコンプレッサー(空気を圧縮する装置)がポンポン言うのでちょっとうるさいですが深夜に使っても騒音にはならないレベルです。
店頭で買えるところは少ないと思います。一度ベビザラスにありましたが売り切れていました。下手に売ってる実店舗を探すよりAmazonなどの通販で購入するのが良いと思います。
Amazonの場合は「医療従事者のみ購入可能な医療機器」と出ますが「はい」を選択すれば医療従事者でなくても買えます。医療機器なので承認が必要みたいですね。何か事故があっても責任はおえませんよ…的なものだと思います。
口で吸引するタイプ
使わないほうが良いです。病気が伝染ります。
口で吸引するタイプが使いやすかったので多用したのですが、案の定RSウイルスに感染して2日寝込みました…人生の中でインフルにかかった時の次に辛かったです。
出先や、病気じゃない鼻水なら使いやすくて便利ではあります。
鼻水吸引器の使い方の簡単説明
かなり赤ちゃんが嫌がるので基本的な吸い方として、太ももに赤ちゃんの頭を挟んで頭上から覗き込むように吸います。
ノズルは顔に対して垂直に刺します。鼻の穴に沿って刺すと鼻の上を吸ってしまって赤ちゃんが痛がるだけです。ノズルの刺し方のコツとしては鼻の穴を上に引き上げるような感じです。鼻に鼻孔の穴があるのですがそこを狙うのが吸引器の使い方です。深く刺さなくてもかなり手前にあります。
多少赤ちゃんが暴れてもいいのでノズルをグリグリ回転させて穴の位置を特定してみてください。一度発見すればその後はなんとなく角度がわかるようになります。
まずはご自分の鼻で試してみるのが良いと思います。自分に使ってみるとわかりますが鼻の皮膚を長時間間違って吸うとヒリヒリしてきます。また、口を閉じていると肺の空気が吸われて苦しくなります。うまくいかない場合は長時間使用は避けて、時間を置いて再チャレンジしたほうが良いです。難しい場合は軽く刺して吸える鼻水を吸うだけでも結構違います。
吸引が成功すると赤ちゃんの口から空気が通る感覚がわかるのですが、上手く吸うには親御さんの修練も必要です。
熱冷まし
熱が高くなりすぎないように身体を冷ましてあげないといけません。一部を冷ますというより全身が冷めるように血流を冷まします。不思議なことに身体が熱いときと頭が熱い時に分かれました。
息子の場合は3ヶ月未満だったので高熱による脳のダメージがかなり心配なので相当気を使いました。
熱の冷まし方
- 冷えピタ
- 保冷剤
この2つは必須です。冷えピタは赤ちゃん用が売っているのでなるべく赤ちゃん用を使いましょう。使ってみたらわかるのですがハッカっぽいのが控えめでしみにくい感じがします。
水枕を持っていたら活用できると思います。
注意するのは、おでこに冷えピタを貼る行為は意味がないということ。まったく意味が無いわけではないと思いますが、気持ちがいいだけで熱は下がりません。
熱を冷ますには血を冷やします。
- 首筋
- ワキ
- 足の付根
これらに冷えピタを貼ったり、ガーゼに来るんだ保冷剤を当ててあげます。
我が家では下半身に関しては股間を冷やしていました。
冷えピタですが、息子はかなり動くのですぐに剥がれてしまいます。ワキなどに貼るのは効果的なようですが短時間でも剥がれちゃいますね…。お菓子屋さんでもらった細長く小さい保冷剤があったのでそれにマスキングテープでガーゼを固定してワキや股間に差し込んで使っていました。
なるべく小さい保冷剤のほうが使いやすかったです。デメリットとして交換の頻度が上がりますが、赤ちゃんのチェックを頻繁にするのでついでに変えていました。
保冷剤のガーゼのくるみが薄いとキンキンに冷えてしまいます。その場合はガーゼを2枚まくなどの対処をします。まずは10分ほど冷やして経過をみてみましょう。
特に首筋は冷やしにくいゆえに冷やしすぎる傾向にありました。首筋は常温の保冷剤や水枕で良い気がします。
水分不足に注意
高熱でかなりの汗をかき、抱っこしていると服にシミができるほどでした。水分不足はおしっこの色でわかるので、おしっこの色と量に注意してあげたほうが良いと思います。
大量に汗を書いて身体中の水分が少なくなっているとおしっこが濃くなります。普段のおしっこの色を覚えていると思いますので、ちょっと色が濃くなったな…と思ったら白湯や経口補水液を与えましょう。
最後に
RSウイルスは感染します。くしゃみ、鼻水、吐き戻しと感染する機会は非常に多いです。RSウイルスだとわかったら家から出さずに安静にしましょう。もし赤ちゃんの多い場所に行ってしまうと集団に感染させてしまう可能性があります。
RSウイルスは感染してから20日ほど体内に滞在するそうです。治ってきたからと気を抜いてお外に連れ出さないようにしましょう。
親御さんの感染予防ですが、手洗いうがい、アルコール除去、マスク装着をしっかりしていれば鼻水を口で直接吸わない限り感染しにくいとは思います。
3ヶ月未満のお子さんがいるご家庭は、お仕事に出かけるお父さんは出かける前と帰宅時にアルコール消毒を行ったほうが良いでしょう。
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