新生児時期は恐る恐る抱きかかえていたのを覚えています。
2800kg程度で脂肪も筋肉も少なく、当時の写真を見返すと細っこい手足で華奢で小さくて驚きます。
今は体重が7kgを超えて太ももががっしりしてきました。まだズリバイ状態ですが部屋をワサワサと動き回っています。
無事に生後6ヶ月を迎えることができたので、昔を振り返りながら感想を書きたいと思います。
1〜2ヶ月はかなりキツく何度か挫けそうになった
とにかく赤ちゃん可愛い!という感想や、良い育児を!といった思いを持つ余裕はありませんでした。
とにかく耐えて日数を過ごす感じです。「夫婦どちらが先に倒れるか」というほど消耗する日々。早く時間が過ぎて大きくならないかと願う日々でした。
魔の3週目の洗礼
産婦人科から自宅に連れ帰って数日は「赤ちゃんって大人しい」なんて思いながら育休を悠々と過ごしていたのですが、2週間ほどたった頃、そんな余裕もぶち壊れることに。
魔の3週目と呼ばれているようですが、赤ちゃんが「ここどこや!お腹の中じゃない!」と気づく頃らしいです。
うちの子も魔の3週目(実際は2週目くらい)にとてもとても泣きじゃくりました。
何をやってもダメ。唯一ミルクを与えているときは静かになりますが、飲み終わると再び泣き始めます。
今でなら散歩でもすればすんなり寝かせられますが、この時期は外へ連れ出すこともできないので精神が削られていきました。
途中でフィルムのカサカサ音で泣き止ませることができるのを発見したときはめちゃくちゃ嬉しかったです。
「カサカサでは寝ない」という最大の欠点がありますが、抱っこしながらカサカサして眠気が来るまで間を持たせることは可能でした。
とにかく寝ない子でした
赤ちゃんは1日の大半を眠っているイメージだったのですが、息子はとにかく眠ってくれませんでした。
1日の睡眠時間が長くて合計約10時間くらいでした。日中は寝ないことの方が多かったように思います。平気で朝から夕方まで起きており、ちゃんと育つのか心配にもなりました。
寝ない原因としてはモロー反射(ちょっとした音・光・風などでビクッとする)がかなり敏感で、自分の眠気でもモロー反射を起こすので寝られなかったのだと思います。
モロー反射に加えて、身体中をバキバキに力を込めかなり頻繁にのけぞっているのでずっと緊張しているような状態でした。
この時期は子供が寝ている間くらいしか休める時間がないので、寝てくれないというのは精神的にかなり消耗。
寝るタイミングと言えば母乳をあげてる時だけ。私の寝かしつけでは滅多に寝ないので奧さんにはかなり負担をかけていたと思います。
母乳拒否で奧さんの情緒が激しくなる
「おっぱいじゃないなら子供育てられない。授乳以外でコミュニケーションを取れない」と、ずっと言っていました。私としては完全ミルクで良いと思っていましたが、母親としての葛藤が激しかったようです。
一定数いるようですが、おっぱいを吸われると不快に感じる方がいるようで奧さんもその一人でした。それに加えて赤ちゃんが母乳を飲むのが下手で全然飲んでくれなかったのでかなり精神的にまいったようです。
結果的には母乳外来にいってお医者さんにミルクで全然いいんだよと言ってもらうことである程度落ちついてきました。飲める分だけ与え、徐々に完全ミルクになっていきました。
この時期は奥さんが赤ちゃんに怒鳴ったり、怒りが私へ向けられたので私の精神も消耗していきました。
私は耐えるのみでした…。
睡眠時間は大体3〜5時間が平均
毎日決まった時間割で生活できたわけではありませんが、2〜3日に1回は私が深夜の寝かしつけを担当していました。この深夜帯に奥さんに集中して寝てもらうことで昼を乗り切ってもらう感じです。
逆に私が夜中に寝かせてもらう日もあります。そのあと、朝から昼まで赤ちゃんを見て出勤する感じです。
集中して寝れるのは1〜2時間で、短時間睡眠を合わせると4時間くらいは寝れてたかな?
睡眠時間もそうですが、休憩する暇がなかったのも辛かったです。まず起きているうちは置けない。
吐き戻しも多く、1日に10回以上。ミルクを飲むと確実に吐く体質でした。今思うと胃捻転だったのではと思っています。吐き戻し防止として綿棒浣腸も毎日私がやっていました。この辺りも地味に時間とスタミナを消費されました。
あの頃の自分、頑張ったなと褒めてあげたい。
3ヶ月目くらいから突然楽になる
1〜2ヶ月はかなり大変でしたが、3ヶ月目くらいになるとめちゃくちゃ育児が楽になってきました。
睡眠もなんと6〜8時間くらい取れるようになり体力も戻ってきます。
1〜2ヶ月の間に何度かメンタルリープを挟んだのですが、リープが終わるたびにちょっとづつ楽になっていました。3ヶ月くらいのリープ開けでしょうか、21時くらいから朝5時くらいまで長時間寝てくれるようになったのです。
途中に起きることはありますが、おしゃぶりを口に突っ込めばだいたいスっと寝落ちます。ダメな時はミルクを与えればだいたい眠ってくれます。
赤ちゃんが完全にリアクションを取ってくれるようになる
1〜2ヶ月中は笑顔っぽい筋肉のひきつけが起こっていましたが、実際には笑っていないらしいですね。リアクションが全くないので寂しい気持ちでしたが3ヶ月目にもなると明らかに笑いかけてくれるようになりました。
おもちゃを差し出すとつかもうとしたりちょっと人っぽくなります。
これくらいの時期から一緒にいるのがとても楽しくなります。感情表現のバリエーションが増えるのはもちろん、寝返りなど動くパターンが日々少しづつ上手くなっていき毎日成長しているのを実感できます。
新生児の時なんてただ泣きわめく小動物のようでしたが3ヶ月目くらいからは一緒に暮らす家族!って感じになりました。
6ヶ月過ぎた今
致命的な病気もなく無事すくすくと成長しています。身長も17cm伸びたようで、成長曲線の下ギリギリだったのが平均まで持ち直しました。
性格もあるのでしょうが基本的にグズる事がなくニコニコしています。掃除などかまってあげれない間はバウンサーにのせたり、そのへんに転がしておけば勝手に遊んでくれたりもします。
大変そうだったイメージの離乳食も特に問題なくパクパク食べてくれています。
外食に行ける感動
4ヶ月くらいまではいつ機嫌を損ねるかわからなかったので外食は滅多にいけませんでした。といっても2ヶ月目くらいから親としての練習も兼ねてマックなどすぐ外に出れるようなファーストフードは月に2回ほど通っていました。
今ではかなり好き勝手に外食をしています。マック以外にも大衆居酒屋、お好み焼き屋、焼肉屋・・・と色々な外食をトライしています。
グズったとしても簡単にあやせるようになったので親としての外食スキルも上がったと感じています。早めに外食の練習をしておいて正解でした。
外食で一番良かったのは夫婦一緒にお酒が飲めたことですね。妊娠前はよく呑みに行っていたのでめちゃくちゃ久々に休憩できた気がしました。
新しい問題も発生する
まだズリバイの状態ですが下半身を突っ張って立ち上がろうとしたり色々なものを掴んで口に入れようとし始めました。
今まではその場から動かなかったのでご機嫌だけ取っていれば済んでいましたが、もう目が離せません。
危ないものを撤去することはできますが、つかみ立ちなどは対処不能なのでヘルメットでも被せたいくらいです。
また、睡眠中も頻繁に寝返りするようになったので窒息しないか不安もつきまといます。なるべく土手を作って固定していますが、もう親の体くらいなら乗り越えてしまえるようになってきたので固定できなくなってきました。
最後に
子供が生まれてから虐待系のニュースに過敏になってきました。
虐待することに対して理解することはありません。が、精神が荒ぶるのは気持ちがわかります。
特に2ヶ月目くらいまでは「絶対に一人だけでは育てられない」と実感しました。自分も周りに理解者が一人もいない環境だったとしたら…と思うとゾッとします。
とにかく精神と体力の両方をガシガシ削られていくので子育ては父親も率先して育児に参加しなければならないと思います。
どうも子供が生まれてから離婚するパターンが結構あるようですね。その殆どが父親が育児をしない、むしろ邪魔をするからのようです。
働きながら育児に参加することは結構大変ですが、家族みんなで笑って楽しく過ごせるように今後も頑張りたいと思います。
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